さんぽろぐ。

はきだめ。

UFOキャッチャーの、小さいヤツって、UFOキャッチャーと呼んで良いのだろうか。
透明な半円ドームの中にある4つの遊び口に、小さなクレーンがついていて、規則的に奥と手前を行き来する2段重ねの台に、その下をくるくる回っている大量の飴やらミニカーやらを落として手に入れるあれ。
夫が大きい方のUFOキャッチャーが好きで、イオンなど行って用事を済ませると、吸い込まれるようにゲームセンターに入っていく。夫が楽しんでいるうちに、子どもたちを連れてふと周りを見ると、その小さいUFOキャッチャーがあった。

金色の包み紙がくるくる回っている。ゴディバですって。こんなのあるんだ。チョコレートのキャッチャーだった。
財布を見ると、小銭入れに400円。全部握りしめて、20年ぶりくらいにやってみた。最後にやったのたぶん一桁の年齢の時。
結果、ぽとっと1つだけとれました。神様がお情けでくれたようなひとつぶ。その半分を隣で喜んで見ていた2歳に、あとの半分を半分こして夫と食べた。

超絶おいしい。なにこれ。ゴディバ

たぶん安いのなんだけど、おいしいねーといって家族でニコニコして帰ってきた。
400円でとった小さなチョコレートの、ひとかけらを食べたくらいでね。

これが、幸せってやつだと思いました。

おわり。