さんぽろぐ。

はきだめ。

第二子を授かった。待望の。
とても嬉しい。とてもとても。

多嚢胞性卵巣症候群
一人目を産んで11ヵ月たった頃、なかなか女性の日が来なくて、お、これは妊娠か?と思ったら違った。これだった。
一人目の健診のときは言われなかったから、産まれたあとになったらしい。上手く育たない卵子が卵巣の中にたくさんあって、エコーでは黒い穴がたくさん空いているように見えた。
一人目を自然に授かったから大丈夫だとおもうけど、不妊の原因になります、もし今後授からなくて子供がほしい場合は、手術とかいわゆる不妊治療が必要です。
そうお医者に言われたことをそのまま夫に伝えて頂いた資料を見せたら、手術という言葉に血の気がひいた夫に不妊治療はやめようと言われた。

一人できたし、身体に負担のかかることはやめようよと。
私は複雑だった。
日本人女性の3、4人に一人がなるという珍しくない病気だそうだが、自分に治らない病名がついたのは初めてだった。
もしかしたら、もう夫の子供を産めないかもしれない。
子供に兄弟を増やしてやれないかもしれない。
これが原因で起こるかも知れないこれからの不安を想像して恐れた。
わりと悩んだ。
子供が産めないからって、女としての価値がないなんて考えはこれっぽっちも私にはないが、他の人にはそう言えるだけだった。
でも、私の、女としての価値は薄れたと、何より夫にそう思われたらと考えると恐かった。
色々話し合った。
結果、私の不安を解消してくれたのは夫で、私は一人で悩み過ぎていただけだったけれど。

それから1年たった。
上の子はもうすぐ2歳になって、寝ている時でさえ容赦なく私の腹の上にのってくる。胃腸の調子が悪いのは逆流性食道炎のせいかと思って胃カメラやだなーとか思っていたら妊娠していた。
つわりが辛いのは同じだけど、前みたいに吐くことはあまりないから良いや。すくすく育ってほしい。
まだ初期なので、双子じゃないというところまでしかわからない。
夫は一人目と同じくとても喜んで、ばんざーい!と言っていた。
良かったと思った。
誰より安堵したのは私だったと思う。
解放された気がした。

大切に育てたい。